2024.09.03
平面の図面で立体的に想像できるようになれる!?~三角法について~
こんにちは。私はP&D事業部営業部営業課 入社5年目のMです。
皆さんは、下記のような絵を見たことがありますでしょうか?
毎日業務の中でお客様から頂いた図面を確認するのですが、どの図面にも基本的にこのマークが記載されていました。
ふと、「どういう意味なのか?」と気になり調べてみた結果、投影法のマークを表しているという事が分かりました。
この投影法は三角法と呼ばれるもので、弊社に頂く図面はほぼすべて三角法が用いられております。
今回、三角法について学んだことを紹介していきます。
1.三角法とは
立体(3次元)の対象物を平面(2次元)で書き表す手法のひとつで、それを見れば立体(3次元)の姿を想像できる投影法です。
立体形状を表現する場合、最低限三面図が必要となってきます。
三面図とは「正面図、平面図、側面図(左右どちらでも可)の3つの視点からみた図」です。
第三角法はJIS規格となります。
上から見た図は、正面図の上側に置き、右から見た図は、正面図の右側に置きます。
- 見た通りの方向に面がある為、分かり易い。
- 面同士の関係性が想像しやすい。
実際に上記の図について、三角法を用いて書いてみました。
上記のように正面図の上に上からみた図、正面図の右側に右からみた図を描くのがポイントです。
また、三角法に似た投影法で第一角法と呼ばれるものもあります。
第一角法はISO規格となります。
上から見た図は、正面図の下側に置き、右から見た図は、正面図の左側に置きます。
第一角法については、今まで見たことが無く今回学んで初めて知りましたが
上下左右反対に書かなければいけない為、非常に分かりにくいと感じました。
また、第一角法は三角法と投影法のマークも逆となります。
2.初心者向け三角法の実践問題!
今回用意したのは、頭が六角形のネジで、実際に三角法を用いて描いてみます。
皆さんも是非一緒に考えてみてください。
今回モデルとしたのは上記ネジです。実際に、正面、平面、右側面で写真を撮ってみました。
三角法を用いて描いた図が下記の通りです。
ポイントは、平面図のネジ部分の破線を描き忘れない事です。 破線は見えない部分のかくれている線を表すもので、破線があると、より形状が分かり易くなります。
3.弊社の開発製品紹介
弊社では、自社での商品開発にも力を入れており、開発した製品も基本的に三角法で図面を描いています!
上記写真は弊社開発製品のソーラーチャージャーです。
主に建設機械メーカー様向けに販売させて頂いており、稼働の少ない建機や、フォークリフト向けなどのバッテリー上がり防止として使用頂いております。
詳しくは、下記記事にてご確認いただき、気になる方は是非お問い合わせください!
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この記事はP&D事業部が執筆しました。