2022.03.22
取扱部品の保管には細心の注意を払い、高品質な製品をお届けします
MRP方式で多種多様な部品を発注管理
当社の購入部品は電線やコネクタ、端子などワイヤーハーネスの構成部品が最も多いですが、リレーやスイッチなどの電装品、マイコンやIC、抵抗器などの半導体部品、板金部品、油圧部品・・・多種多様な部品を取り扱っています。
海外工場から入荷するワイヤーハーネスなどの製品も含め、保管する倉庫も様々な形態で運用しています。
当社では部品の発注にMRP方式(Manufacturing Resource Planning)を採用しています。基本的には必要な個数だけを発注するのですが、部品によってはロット購入せざるを得ないものも多数存在します。ロット発注した部品を製造部門へ供給する際は「必要なものを」「必要なときに」「必要な数量だけ」というルールに従って、入荷した部品を開梱し必要な数を取り出して個包装し直す必要があります。
小さな部品や取り扱いが比較的容易な部品、メーカーから個包装されて入荷する部品は、製品ごとにまとめて次工程に渡せばよいのですが、破損やキズが付きやすい部品は細心の注意を払う必要があります。
細心の注意を払う板金部品の取り扱い
皆さんが新車を購入したとき、細かい傷がついていたらどう思うでしょうか?ほとんどの人はディーラーにクレームを申し立て、修理や交換を求めるのではないでしょうか?私たちが取り扱う部品でも、特に塗装品質が重視される板金部品では、数ミリの傷も許されません。板金メーカーが施した梱包を開いてから製造部門への移動中や組立・検査・出荷作業に至るまで、あらゆる場面で傷をつけないための予防対策を施して対応しています。
例えば、板金部品の大きさ、形状、重量に合わせた専用箱を作成することや、クッション材で仕切りを作ることで、板金部品を保護しています。また、箱の外形寸法を統一することで、格納棚の管理、作業がしやすい環境となっています。
当社ではこのようにして、製造時だけではなく、工程間の移動時や出荷に至るまで不具合を発生させない仕組みを作り、日々改善していくことで高品質な製品をお客様のもとへお届けしています。
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この記事はP&D事業部が執筆しました。