2021.10.11
ワイヤーハーネス図面展開業務の改善
以前ワイヤーハーネス図面展開業務の紹介をしましたが、今回はこの業務に関する改善活動についてご紹介します。
当社では15年ほど前から『図面展開業務にデータを活用できないか』についてお客様と共に考え、様々なソフトウェアを導入し挑戦してきました。
しかしながら、一連作業のごく一部分しか効果が出なかったり、お客様とのデータに食い違いが生じるなど、思い通りの運用をすることができませんでした。
それでも諦めずに何か活用できるものがないか調査していると、あるシステムにたどり着くことができました。
このシステムを使ってお客様の図面情報を集約し、データ連携することで図面展開のスピードが速くなり、手作業による人的ミスも低減させることができました。更には作業標準書などの作成にも役立てることができ、多方面への活用が見込めます。
お客様のご協力があれば大幅な展開作業工数の削減が見込めますが、紙(PDF)の図面をいただいた場合でも、データ化することで設計変更時に素早く対応できるなどのメリットがあるため、当社では今後このシステムを使った図面展開にシフトしていく方針です。
何十年も前から続いてきた紙と電卓を使った図面展開業務も、遂にデジタル化の兆しが見えてきました。
こういった間接業務の改善によってワイヤーハーネスの見積り提出や試作までのリードタイムを短縮し、お客様に満足していただけるよう日々努力していきたいと思います。
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この記事はP&D事業部が執筆しました。