2024.02.01
あと施工アンカー施工士が据付工事を実施していますか?
≪据付工事について≫
近年の直流電源装置、無停電電源装置、発電機設備は元請業者様で
据付工事を行う場合が増加していますが、当社が据付工事を行う場合もあります。
その際には【あと施工アンカー施工士】の有資格者が
現場管理・現場施工に責任をもって業務を遂行しております。
≪アンカーについて≫
アンカーとは、既存の躯体コンクリート(母材)と我々が取り扱う
直流電源装置、無停電電源装置を接合する部材です。
アンカーには「先付けアンカー」と「後付けアンカー」に分けられ、
母材コンクリートを打ち込む前に所定の位置にセットしておくアンカーが「先付けアンカー」であります。
私が経験した中では過去に1件あります。
現場は某所としておきますが据付機器は発電機、燃料小出槽が対象でした。
施工には非常に高い精度が要求され、ミスすると修正が利かないプレッシャーの中で
無事に施工完了した思い出があります。
先付けアンカーの選定理由は重要機器であるため、
有事の際には信頼性が高く、施工の難易度が高いことにより
慎重に工事を行う必要があります。
次に「後付けアンカー」は母材コンクリートの硬化後、
所定の位置で穿孔し、アンカーにて固定します。
≪資格認定制度について ≫
ここでご紹介するのはJCAA(一般社団法人 日本建設あと施工アンカー協会)所管の
資格認定制度になります。
あと施工アンカー施工、管理に携わる技術者の知識・技能を認定し
その知識・技術の向上を図ると共にあと施工アンカーに対する信頼性を高め、
有資格者による安心・安全な施工を提供することを目的としています。
≪資格認定種類について≫
資格種類により、施工できるアンカーサイズが違いますので注意が必要です。
また、受験費用、受験資格も異なりますので確認はJCAAのHPをご参照願います。
- 第2種あと施工アンカー施工士(M12まで)
必須講習(一般14,100円)筆記試験(15,100円)受験資格は中卒以上
- 特2種あと施工アンカー施工士(M22まで)
実技試験(一般60,000円)受験資格は第2種あと施工アンカー登録日から6カ月以上
- 第1種あと施工アンカー施工士(制限なし)
筆記試験(15,100円)実技試験(一般60,000円)受験資格は第2種あと施工アンカー、特2種あと施工アンカー登録者
(第1種は第2種、特2種の取得後に受験するため難易度が高く合格率は50%ほどと言われております)
≪資格費用について≫
受験費用が高いことも特徴であり、第1種、特2種の実技試験では
実際にアンカー施工を3種類行い出来栄えや引っ張り強度試験も自分で行います。
その工具一式は会場に準備されており、受験費用に含まれているため、高額になります。
高額な受験費用のため、合格へ向かって猛勉強を行い、落ちないように必死になった記憶があります。
弊社では第2種あと施工アンカー施工士が2名、
第1種あと施工アンカー施工士が2名在籍しており、
顧客からの高い品質要求にも対応が可能であります。
≪最後に≫
私たちは据付業務において、あと施工アンカー施工士が在籍しており、
有資格者にて管理・施工を行います。
高品質、安全施工、無事故作業を目指して、日々邁進しております。
電源装置、蓄電池のお問合せは弊社まで、ご連絡をお待ちしております。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。