当社の電装部品は『頑丈』が特徴。リーズナブルな価格で柔軟に生産可能

電装品の設計・開発
#ワイヤーハーネス

私たちは、ワイヤーハーネス・バッテリーケーブル・制御盤・操作盤・プリント基板ASSYや制御コントローラといった電装部品を開発・生産しています。 

 これらの電装部品は、様々な分野・業界で使用されており、それぞれの「品質」や「生産規模」には違った特徴があります。 

 この記事では、私たちが作っている製品の品質や生産の特徴について、他の分野・業界と比較しお伝えします。 

同じ「電装部品」でも分野により品質が異なる

<自動車の場合>

「自動車」業界では、燃費向上のためあらゆる部品の軽量化が求められています。電装部品も、軽量であることが品質の重要要素のひとつであり、軽量化を目指して商品開発が行われます。 

また自動車の生産台数は1車種あたり年間数万台~数十万台というとてつもない数量になります。当然生産効率を上げるため、様々な部品が自動化された設備で大量生産される・・・といった特徴があります。 

<家電製品の場合>

「家電製品」は、商品のライフサイクルが短く、次々に新しいモデルが発売されるという特徴があります。 

 家電製品は、常に新しい機能を付加したり使い勝手の良い形状に変更することが求められます。このような機能性・使用性が、家電製品における重要な品質の要素です。加えて、設置される環境は人々の生活空間なので、自動車とは全く異なる品質条件があります。 

 生産に目を向けると、家電製品の生産設備や治具等については、上記のように常に機能や使い勝手の向上を実現するため次々と作り変えていく必要があります。 

『はたらくくるま』の電装部品の特徴

一方、私たちが開発・生産する電装部品ははたらくくるまのメーカー様に納入され、「はたらくくるま」の一部として使用されます。

<品質の特徴>

その品質的な特徴は、第一に頑丈であることです。土木作業や建設作業現場での状況を想像してみてください。はたらくくるまは人間の力ではとてもできない作業をいとも簡単にこなしていきます。固い地面を掘る、均す、そこで出た土砂や資材など重量物の吊り下げや運搬など車両に無理をかけて行う作業ばかりです。 

 しかもあまり人が寄り付かないような地域でも大活躍するため、使用環境は過酷としか言いようがないでしょう。そんな環境下でも絶対に壊れないのが「はたらくくるま」に求められる品質です。 

<生産規模の特徴>

そして「はたらくくるま」のメーカー様が販売する製品は、自動車と比較すると大量生産ではありません。 

 また家電のようにライフサイクルは短くはないのですが、ユーザーや納入地域によって同じ機種でも違った仕様が求められることが大変よくあります。 

 まさに『多品種少量生産』の部類と言えます。 

多品種少量品を効率よく生産

<生産拠点の最適化>

多品種少量といってもピンからキリまであります。当社で作っている製品を例に挙げると、3か月に1台程度しか作らない製品もあれば、1か月に3,000台作る製品もあります。形状に関しても電線を2本しか使わないワイヤーハーネスから、1,000本以上の電線を使い、長さが10m以上の大型ワイヤーハーネスまで多岐にわたります。

当社では生産数量や形状、リードタイム、コストなどを考慮したうえで、国内外の最適な拠点を選択し生産しています。しかしながら手作業で作りこむ製品が多いため、コストや生産能力が問題となることもあります。

<更なる生産効率アップへのチャレンジ>

そこで、当社では新しい生産方式の確立に向けた取り組みを日々行っています。

当社で自働化の設備といえば、プリント基板の表面実装ラインと電線自動切断圧着機が挙げられます。これらは数十年前に導入し、生産効率アップに貢献してきました。更にここ数年では従来困難だった上記以外の直接作業の自働化も社内プロジェクトとして推し進めています。間接業務においてもIT技術を駆使し、データ活用をはじめとする業務の効率化を図っています。

当社ではこのようにして国内工場と海外工場の使い分けをするとともに、お互いのノウハウや設備を展開しあい、会社全体としての効率アップ取り組み、お客様にリーズナブルな価格での提供を目指しています。 

頑丈な電装部品をお求めの際は、ぜひ東亜電機工業にご連絡ください。設計・開発から生産まで、お客様のご要望にあわせてご提案いたします。 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事はP&D事業部が執筆しました。

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