
2021.05.17
電源設備工事には絶縁工具が必須です!
今回は、私たちが日々の作業で使用している工具の一部を紹介します。
私たちは盤内の電気作業や蓄電池を組む際、限られたスペースで作業します。その際、感電や短絡といった重大災害へのリスクを減らしてくれるのが「絶縁工具」です。
では一般的な工具となにが違うのか、
それは「絶縁性能」です。
一例ですが、これは多面的に使用されている工具です。

この工具自体には絶縁性能はありません。そのため、蓄電池を組むなどの私たちが行う電気作業の場面で、感電や短絡といった重大災害を起こすリスクが増えます。
そのようなリスクを減らすため、私たちは「絶縁工具」と呼ばれる、耐電圧試験を受け一定の絶縁性能が認められた工具を使用し電気作業をしています。
その工具の一例がこちらです。

先ほどの工具との違いは2点あります。
・「硝子繊維入りフッ素樹脂二重超薄膜コーティング」と呼ばれる0.5mm厚の特殊な絶縁処置が施されている
・1000V耐電圧試験に合格している
上記2点の違いで絶縁性能が保たれています。ですが、傷や摩耗等で絶縁性能が保証されないため、作業前の点検や整備も欠かせません。
工具の種類により材質等は違いますが、絶縁された工具を使用することで、狭い場所での電気作業であっても、感電や短絡といった重大災害へのリスクを減らすことができます。
私たちは今回紹介したような、さまざまな工具を駆使し、安全に作業を行います。
電源装置や蓄電池等の電気作業は弊社まで、ご連絡をお待ちしております。
お問い合わせ
省エネ、防災、減災など安心の電源設備に関するお困りごと、課題解決はお気軽にご相談ください。
安⼼な電源設備をあなたのもとへに関する資料はこちら関連ページ

安⼼な電源設備をあなたのもとへ
産業⽤蓄電池や発電システムなど安⼼の電源設備を、設計・施⼯から保守まで⼀貫して提供します
この記事はTECS事業部が執筆しました。
関連記事

施工の工夫(照明センサー編)

【蓄電池の電解液と雑学】

新入社員が見た!「整流器盤更新」

設備女子会の研修会に参加してきました

電解液(希硫酸)の取り扱いには充分ご注意を!!

作業者の健康に配慮した職場づくり

2021年度 安全標語決定!
おすすめ記事

福井の皆様へ 新たな電源ラインナップを越前がにと共に

GSユアサの工場で、お客様自身による立会検査が可能です

作業員全員、蓄電池設備整備資格者!
人気記事

蓄電池設備の消防法令改正を解説します!

一次電池と二次電池の違いについて

触媒栓って何?いつ交換するの?

蓄電池銘板のセルと個数の関係について解説(注意!)

直流電源装置の整流器容量選定について

直流電源装置って何に使うの??

蓄電池設備には標識設置基準があることをご存じですか?

非常用発電機設置には関係官公庁への届け出が必要です!

バッテリー液が流出!?もしもの時に備えて中和講習!
