2024.10.16
大桑防災拠点広場へ現場調査に行ってきました!!
初めまして、新入社員のNです。
入社から10月で半年が経ちました。
最初はわからないことや先輩に確認しないと進められないことが多々ありました。
現在は少しずつ自分で出来る業務も増え、
その分ミスをしないように気を付けながら業務に励んでいます。
今回、私は大桑防災拠点広場へ現場調査に行ってきました。
現場調査での作業内容や弊社で納入した設備について
新入社員目線で紹介したいと思います。
大桑防災拠点広場とは?
大桑防災拠点広場は金沢市民の交流の場となっている犀川緑地公園の近くにあります。
金沢市公式ホームページ いいね金沢:
大桑防災拠点広場
東日本大震災を教訓に作られた災害時の活動拠点となる場所です。
普段は広場としてや防災イベントなどでも利用されています。
災害発生時には地域の一次避難場所、災害現場への支援拠点として利用されます。
施設内に災害物資を保管する倉庫があり、
たくさんの物資を貯蓄出来ることを確認しました。
能登での地震や豪雨もあり、防災への関心が高まっていると思います。
いざというときに救援物資を貯蔵できる場所があれば安心ですね。
パワーコンディショナについて
弊社では10年前に金沢市から引合いがあり、
パワーコンディショナと蓄電池設備を納入しています。
大桑防災拠点広場には太陽光パネルが設置されています。
太陽光パネルで発電した直流電力(DC)をそのまま利用するのは難しい為、
皆さんが普段利用している交流電力(AC)に変換する必要があります。
その役割を担うのが弊社、主力製品「ラインバックΣⅢ」です。
パワーコンディショナで変換した電力は施設内の照明など電気設備に利用し、
非常用の電源として蓄電池設備にも同時に送っています。
余剰分の電力は電力会社に売電という方法で送っています。
停電時には蓄電池設備に貯めておいた電気が倉庫内照明、
空調設備、送風設備、警備設備などの特定負荷に送られます。
このように施設内でパワーコンディショナと蓄電池設備は利用されています。
現場調査について
改めて今回私は蓄電池設備の調査を行いました。
今回の現場には蓄電池が120個もあり、
たくさんの電池が使われていることに驚きました。
設置されている産業用の電池は1個15kgもするので
普段私達が利用する乾電池に比べるととても大きい電池が入っています。
現地ではまず電池の型式や製造年日を確認しました。
今回の電池は期待寿命が7~9年だったので交換が必要な時期だとわかりました。
次に電池の配列とケーブルがいくつあるかを確認し、
メジャーを使って各ケーブルの長さを測りました。
ケーブルが腐食していないかなど現場に行かなければ確認できないことが多くあります。
最後に電池を入れるときに利用する運搬ルートを確認しました。
扉の大きさやどこから搬入するかをチェックしました。
今回設置されている全ての電池の総重量は1,800kgもします。
搬入ルートによって電池を運ぶ作業内容がかなり変わってきます。
以上のように現場調査へ行き、既設設備の情報を確認することで
必要な情報をまとめておくことが出来ます。
事前に準備しておけば新しい設備への交換がスムーズに行えます。
災害時に電気設備が正常に作動するためには停電時に電気を給電する設備が必要です。
今回調査した蓄電池は非常時の電源として活躍します。
停電時に大桑防災基地局の設備が正常に動作することで
利用者の方の安心に貢献できればと思いました。
振り返り
今回新入社員として現場調査へ同行しました。
今回は調査だけでしたがその後にもお客さんとのやり取りや
電池の手配、設置工事などやることはたくさんあります。
今後は後工程にも携われるエキスパートを目指していきます。
最後に大桑防災拠点広場での現場調査において、
金沢市役所の職員方に貴重なお時間を頂き、
施設内の設備状況や運用について詳しくお話を伺えました。
改めて、ありがとうございました。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。