2024.09.11
新入社員が見た!「産業用蓄電池」入門編
今年も、もう9月に入りましたが、まだまだ暑い日は続いていますね。
初めまして、私は今年度に入社したIと申します。
半年経ち仕事に少し慣れてきたところですが、
まだまだ分からないことが沢山あり、今も勉強中です。
今回は、今年入社したばかりの新人目線から、
産業用蓄電池を知る前と半年経って少し知識が付いた
今とのイメージの違いを簡単に紹介したいと思います。
産業用蓄電池
「産業用蓄電池」とは何だ?という方に簡単に説明すると、
停電時にしばらくの間、蓄えていた電気を流して
一時的に照明や機械などが使える状態にしてくれる物の事です。
まず私は、入社するまで産業用蓄電池の事を殆ど何もわかりませんでした。
初めて「産業用蓄電池」と聞いたときに、
乾電池みたいなものかな?
工場とかで使っている電池なのかな?
産業用ってことは性能がいいのかな?
など、思っていました。
倉庫へ先輩方について行ってみると、沢山の種類の蓄電池がありました。
大きさや形も様々あり、だいたいランドセルくらいの大きさがありました。
一つ持たせてもらったのですが、なかなかの重さがありました。
約20kgあり、重い物だと30kgを超える物もありました。
一人で持つのは厳しい物まであり、私
の想像していた「乾電池」とは比べ物にならないほど、
1つ1つのサイズが大きくて重かったです。
ちなみに、労働基準法では成人男性が持ち上げられる重さの目安として、
体重の40%とされています。
下の写真では、10㎏ほどの軽い物を持たせてもらっている所です。
入社してから、諸先輩方と現場へ行くと、
工場や病院、空港、道路、山の中まで…。
色々な所に産業用蓄電池が使われており、
「こんな所にあったのか…。」と、「産業用蓄電池」の需要の高さに驚きました。
道路のカメラをバックアップしている蓄電池
てっきり、私は産業用と名前にあったので、
工場や専門的な施設にだけ使われている物かと思い込んでいました。
これだけ色々な所に「産業用蓄電池」があれば、
もし台風や地震などで一時的に停電しても病院や工場、空港などの
大切な設備が止まらずにすんで安心だと思いました。
もし、病院やデパートに行ったときに、
災害が起きて照明が急に消えてそのままだったら怖いですね。
ある日の点検作業中、設置してある蓄電池の数がいつもより多いなと感じました。
しかし、電圧は120Vといつもと変わらない電圧だなと不思議に思って、先輩に聞いてみました。
すると、
「蓄電池はアルカリ、鉛、液式、制御弁式など種類によって電圧が違うものがある」
「蓄電池の中にはセルと呼ばれる部屋のような物があり、
1つの蓄電池に入っているセルの数で蓄電池の電圧が変わってくる」
と、教えてもらいました。
今回は、蓄電池の中にあるセルの数が、
これまで点検していた蓄電池と違うから、蓄電池本体の数が違うという事でした。
その他にも種類があり、
「期待寿命の長い物(13年~15年)」
「寒い所や暑い所に耐性があるもの」
など場所や負荷設備によって色々使い分けられている事も教えてもらい、
蓄電池性能の多様さに驚かされました。
まとめ
私は「乾電池」と「蓄電池」で同じようなものと認識しており、
特定の所で使われている珍しい物と思っておりました。
ところが、「乾電池」と「蓄電池」で用途が異なっており、
「産業用蓄電池」は、どれも、私の知っている「乾電池」より
大小様々なサイズがあり、色々な所で活躍できるように多くの機能が備わっていました。
更に、「産業用蓄電池」は、私たちの身の回りに多く使われており、
災害時に私たちを守ってくれる大切なものだということを知りました。
弊社ではこのような「産業用蓄電池」の施工、保守を行っています。
蓄電池の事で、お悩み事があればお気軽に東亜電機工業までお問い合わせください。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。