2024.02.21
非常用ディーゼル発電機の年次点検を推奨します!
弊社は皆様の安全と設備の信頼性を確保するために、
非常用発電機の年次点検を強くお勧めします。
年次点検は、機器の正常な動作を維持し、
緊急時に頼りになる性能を提供するために欠かせない作業です。
消防法では、発電機本体に冷却水ヒーターや予熱栓などが
それぞれ設けられている場合は1年ごとに予防保全策が必要となっております。
いざ運転というときに例えばラジエーターに穴が開いて
冷却水漏れで動作しないなどのトラブルがないようメンテナンスを実施ください。
年次点検の一般作業手順を紹介します。
1.潤滑油の交換
正確な潤滑がエンジンの効率と寿命に直結します。
年次点検では、使用されている潤滑油を新しいものと交換し、
エンジンのスムーズな運転を確保します。
2.エレメントの交換
潤滑油エレメントおよび燃料エレメントの定期的な交換は、
異物の侵入を防ぎエンジンに清潔な潤滑油と燃料を供給し、
摩耗や不完全燃焼によるエンジントラブルを未然に防ぎます。
3.冷却水不凍液の交換
適切な冷却はエンジンの過熱を防ぎ、安定した動作を確保します。
不凍液の交換は寒冷地域での信頼性を向上させます。
4.蓄電池及び充電器の点検
蓄電池の劣化や異常は早期に発見しないといけません。
いざ運転するときに蓄電池に電荷がなく発電機が起動できないということになります。
充電器の点検を通じて、蓄電池が常に適切に充電されていることを確認します。
5.巻線の絶縁抵抗測定
発電機の巻線の絶縁抵抗を測定することで、
絶縁の状態を確認し、漏電による感電や故障を予防します。
6.保護装置試験
発電機の保護装置を適切に動作させるために、試験を実施します。
これにより、異常が検出された際に発電機が正常に停止するかテストします。
7.試運転と最終状態確認
すべての点検および修理作業が完了したら、
発電機を試運転し、最終的な状態を確認します。
これにより、実際の緊急事態に備えられることを確認します。
非常用発電機の年次点検は、安全かつ信頼性のある運転を維持するために不可欠です。
当社では作業にあたる有資格者が多数在籍しており、
有資格者による点検作業を定期的に実施することで、緊急時に発電機の正常な運転を確保し、
施設や設備の安全性を向上させることが期待できます。
また発電機の寿命を延ばし、長期的な投資価値を確保します。
なにか不明点やご質問がありましたらお気軽にお知らせください。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。