2022.05.18
測定器や工具、保守治具の点検・整備等を行い、お客様の大切な機器の点検・工事品質の向上を目指しております。
電源装置の施工・保守チームでは、常日頃から測定器や工具、保守治具の点検・整備等を行い、
お客様の大切な機器の、点検・工事品質の向上を目指しております。
特に、比較的現場作業の閑散期である年度初めには、それらの器具類の入念な点検・整備を実施しています。
この記事では、実際に行った点検・整備作業の流れや、内容の一部をご紹介します。
校正する測定器をリスト照合し、専門業者に輸送
若手社員が何やら、一所懸命にリストと測定器を比較していますが…。
これは、測定器の校正のために準備をしているところです。
例年は10月に校正を実施していましたが、土・日とは言え現場との調整が大変なために、
本年度からは4月に実施することとなりました。おおよそ40品目に及ぶので、チェックも一苦労です。
機器の校正については以前の記事にもありますので、興味のある方はご参考までに。
入念なリストチェックが終わったころ、測定器を校正業者へ運搬するチャーター便が到着しました。
厳重な梱包が施され、次々にトラックに積まれて行きます。
これから都内某所に、500㎞以上もの長旅です。気を付けて行ってらっしゃい!
治具類の整備は自社で行います
さて、機器の校正は専門業者さんへお任せするとして、
私達は自身で実施する計測治具類の整備に取り掛かりたいと思います。
具体的な点検・整備内容としましては、接点部の劣化の有無、
測定用プローブの導通状態が良好か、クリップ部の状態確認などが挙げられます。
半田付け部の状態、ケーブルの導通、
ちょっと特殊なミノムシクリップの絶縁部の状態も良好です。
弊社ではこの様に、もしクリップが外れた時のためにも、
より安全な絶縁型のミノムシクリップを使用しています。
絶縁バナナプラグの接続状態も、問題ありません。
この様な根元の折れ曲がる部分が、よく痛んで断線するんですよね。
ヘアドライヤーもそうです。行きつけの理容師さんも言っていました。
皆さんもお気を付けください。
測定用治具を作成し、動作チェックをおこないます
また、測定用治具の作成も行います。
これは直流地絡継電器の動作値を測定する治具を、追加作成しているところです。
作成後の動作チェックも入念に行います。
最近は現場で半田付けをする機会も少なくなったのですが、
この様に定期的に治具やケーブル類の作成や補修をすることにより、技能を維持しておりますので、
いざ現場で半田付けをすることになっても、困ることはありません。
若手社員の練習にもなりますね。
絶縁工具・シート類の異常が無いかチェックします
絶縁工具や絶縁シートのチェックも大切です。
絶縁部の剥がれや割れ、破れ等が無いかしっかり確認します。
異常があれば、購入して取替となります。
工具としては使用できるので、もったいないようですが安全のためには当然のことです。
校正された測定器と整備された治具で、お客様の機器をベストな状態に導きます
そうこうしているうちに、2日間の校正を受け、測定器類が帰ってきました。
校正の結果は良好。機種別に並べ、それぞれの管理者の元へ戻っていきます。
それでは、校正を終えた測定器に、整備済みの測定用プローブを組み合わせて…
おおっ、いい感じの電圧が表示されております!
本年度も万全な体制にて作業依頼をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
もちろん、今回紹介させていただいた器具類の整備内容は、
数々実施している内容のほんの一部であり、また機会があればご紹介したいと思います。
弊社ではこの様に、点検や工事に使用する器具類の整備を入念に行い、
お客様の大切な機器を、ベストな状態でご使用いただけるお手伝いをさせていただいております。
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この記事はTECS事業部が執筆しました。