2022.02.21
半導体不足解消にも一役買っています
昨今よく耳にする「半導体不足」。そもそも半導体って何なんでしょうか?
物質には、電気を通す「導体」というものと、電気を通さない「絶縁体」というものがあります。「導体」といえば金属、「絶縁体」といえばゴムなどの代表的な物質がありますが、これらの中間的な性質をもつ物質のことを「半導体」と言います。例えばシリコンやゲルマニウムなどが挙げられますが、これらの半導体を材料としてつくられる電子部品を総称して、半導体と呼ぶことがあります。昨今の半導体不足は、材料であるシリコンやゲルマニウム不足ではなく『半導体を原材料とした電子部品の不足』のことを指しています。
電子部品には何十億もの電子信号が内蔵されているものもあり、電子機器の『頭脳』として機能を担い、現在存在しているほとんどの電子機器に使われています。私たちの身近な家電ではスマートフォンやテレビ、車や建機なら動きを制御するコントローラーやナビに使用されています。
新型コロナウイルスの流行により、自宅で仕事をしたり、ゲームなどを楽しむといった機会が増え、電子機器の需要が増大しました。だからといって供給を増やすための生産工場をつくるには、多額の投資と時間がかかり、そう簡単には進みません。そのため、現在のような半導体不足という状況に陥っています。
弊社でも半導体不足により生産順番を入れ替える(材料が揃ったものから生産する)といった生産調整が発生しています。
一方で弊社のお客様には、半導体製造装置のメーカーもあります。この装置は半導体不足を解消するための生産能力拡大(設備投資)からくる需要増の状態となっており、協力企業である弊社もこの案件で多くの引き合いを頂いています。
お客様のご要望に全力で対応させていただくことで、半導体不足解消に一役買い、不足の状況が少しでも早く改善することを願うばかりです。
弊社では『はたらくくるま』以外の電装品も製作することができます。産業用機器についても、ワイヤーハーネスや制御ボックス類の調達にお困りの際はお気軽にお問合せください。
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この記事はP&D事業部が執筆しました。