2020.09.14
ワイヤーハーネスの製造
ワイヤーハーネスはどのようにして作られているかご存じでしょうか?
ワイヤーハーネスの製造工程は大きく分けて以下のようになっています。
① 電線切断
指定の線種、線色、サイズの電線を切断します。多芯ケーブルの場合はシース剥きやシールド線の処理も行います。
当社では自動車用電線を中心に色違いやサイズ違いも含めると二千種類以上もの電線を保有し、お客様の要望に応じたワイヤーハーネスを製作しています。
② 端子圧着
指定コネクタと電線サイズに適合した圧着端子を電線に圧着します。分岐が必要な電線はスリーブを圧着し、熱収縮チューブなどで絶縁処理を行います。
当社では品質向上のため、ほとんどの端子を圧着機で加工しています。
③ 端子挿入
指定されたコネクタのピン配列に沿って端子を挿入します。コネクタや端子についても国内、海外メーカー各社の部品を大量に取り扱っております。
④ 組付け
図面通りの外形になるように形状を整え、ビニールテープで固定していきます。コルゲートチューブなどの外装品もこの工程で取り付けられます。
⑤ 検査
検査には導通検査と外観検査があります。導通は、2回路から2000回路まで検査可能な自社製導通チェッカーを用いて全数検査します。
当社で製作しているワイヤーハーネスは多品種小ロット品が多いため、これらの工程はほぼ手作業で行われております。
また数量の多いものはベトナムや中国の工場で製造することでコストを抑え、試作や短納期製品は日本で製造することで柔軟かつ迅速に対応し、お客様にとって最適な方法をご提案したうえで製品をご提供いたします。
短納期でワイヤーハーネスを作ってほしい、多品種小ロットに対応してほしい、大量生産するので安くしてほしい、海外工場と直接取引したい・・・など何でも気軽にお問合せください。
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この記事はP&D事業部が執筆しました。