2024.01.11
高電圧仕様などの『特殊ワイヤーハーネス』も生産しています
こんにちは P&D事業部営業部営業課 入社8年目のYです。
前回の記事は読んで頂けましたでしょうか。
今回は前回少し記載させて頂いた「特殊ハーネス」について記事を書こうと思います。
「特殊ハーネス」とは
「特殊ハーネス」とは我々が普段製作しているワイヤリングハーネスではあまり使用しない部品を使ったりするなど、当社で通常製作しているハーネスとは異なったハーネスのことを言います。
そういったハーネスの中でも、今回は特に「高電圧仕様」のケーブルを使用したワイヤリングハーネスの製作についてお話します。
「技能認定資格者」のみが製作
通常のワイヤリングハーネスは、電線切断、電線被覆加工、端子圧着、コネクタへの挿入、ハーネス組付け作業の5工程あり各工程で作業者は異なります。しかし、高電圧仕様のワイヤリングハーネスは、その5工程(電線切断、電線被覆加工、端子圧着、コネクタへの挿入、ハーネス組付け作業)すべて、社内の技能認定資格者が一人で作業を実施します。
高電圧ということもあり、お客様の図面規格が厳しいために弊社独自でこの様な資格を作り認定試験を実施、合格しなければ作業はできない仕組みになっています。
私も認定者としてこのワイヤリングハーネスを製作していました。通常のハーネスよりもかなり図面の要求が細かく、製作に注意を要するのも特殊ハーネスの特徴です。
製作の難度が高く高度な技能が必要
中でも、電線に端子を圧着する工程と、コネクタへ挿入する工程は簡単にできるものではありません。
端子圧着では専用の機械を使用するのですが、そこにも細かい指示があり規格を満足させるには相当の技能が必要です。「自分に作れないハーネスはない」という自負がある私(前回記事参照)であっても、難度が高いと感じました。
また、コネクタへ電線を挿入する工程も、いくつかの部品を組み合わせて作るため、こちらも難度が高い作業です。コネクタに電線を挿入する際は3本を一斉に挿入する場合もあり、レベルの高い技能が必要です。
さらに、検査工程においても専用の検査機が有り、認定の検査員のみが検査を担当できる規則となっています。
このようにして通常のハーネスよりも、技術的にも高度で難度の高い特殊ハーネスの生産を実現しています。
特殊ハーネスの生産もお任せください
弊社では、こういった特殊なハーネスも製作できるように、社内の技能認定などを活用し技能を向上させる活動を行っております。
特殊なハーネスの調達に関するご相談は是非弊社まで、お問い合わせください。
お問い合わせいただいた後、弊社担当者からご連絡させていただきます。もし図面がありましたら担当者にお送りいただければ、お見積りもさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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この記事はP&D事業部が執筆しました。