2023.12.15
製造部門からの異動で「どんなハーネスでも作れる」営業マンに
初めまして、私はP&D事業部営業部営業課 入社8年目 Yです。
私はもともと製造部門に在籍していましたが、品質保証部門を経て、このたび営業部門に異動となりました。
私のような製造現場のことがわかる社員が営業に加わることで、お客様によりよい提案ができると思い意気込んでいます。
そして私も「技術のわかる営業パーソンへの道」ブログに参加します。初回であるこの記事では、
私が製造部門や品質保証部門で経験したこと、それを営業にどう生かすかお話したいと思います。
「自分に作れないハーネスはない」
私は、入社して最初に配属されたのが製造部製造課ハーネス係でした。
その部署の仕事内容はその名の通り、弊社の主力製品であるハーネスの製作です。
最初はお客様の図面等の見方が分からず、先輩、上司、また他部署の方々に迷惑をかけることが多くありました。
だんだんと図面を理解できるようになり、ある程度のハーネスを製作できるようになってからは、
男性作業者が少ないこともあり「特殊ハーネス」の製作を依頼されるようになりました。
「特殊ハーネス」とは普段のワイヤリングハーネスでは使用しない部品を使用するなど、当社の通常製作しているものとは異なるワイヤリングハーネスのことを言います。
図面も普段とは違い情報量が多く記載されている為、その読解にはかなり苦労しました。
しかしその苦労の分、ワイヤリングハーネスの知識がかなり向上しました。この特殊ハーネスの知識が私の大きな強みとなっています。
これは今後のブログでも紹介していきたいと思います。
そうやって毎日ハーネスを製作すること丸5年。地道な努力を重ねた結果、「自分に作れないハーネスは無い!!」と自信がつきました。
ベトナム工場で学んだコストとスピード意識
その間に弊社のベトナム工場へ約3か月間現場実習へ行かせていただきました。
弊社のベトナム工場は日本に比べて少品種大量生産の為、常に時間を意識しながら製作しており、私も現場のリーダーから時間について厳しく言われながら作業をしていました。
またベトナム工場では多回路のワイヤリングハーネスを数人で製作しており私もその中に入り製作していたのですが、現地の作業者についていくのに精一杯でした。
時間管理・スピードについて厳しく言われるのは、当たり前ですが、これが製造コストや納期に直結するからです。
お客様にリーズナブルな製品を遅れることなく供給することは、海外工場にとって最も重要なことであり、それを常に意識することが必要だと実感しました。
品質保証部でお客様の要求を肌で感じる
そういった経験もあり自信がつき、後輩も増えてきて引っ張っていかなきゃと思っていた矢先に品質保証部へ部署異動となりました。
弊社の品質保証部は品質保証課と検査課の2部門に分かれており私は品質保証課への配属となりました。
品質保証課の仕事内容は主にお客様からの不具合対応となります。 弊社の製品は全数検査をしていますが、どうしてもまれに防ぐことが難しい不具合が発生することがあります。
そのときに大事なのは対応のスピードです。お客様へのご迷惑、影響を少しでも軽減するためです。対応スピードを上げるために最も大事なのは、製品の知識・理解です。
ワイヤリングハーネスだけでなく、P&D事業部のすべての製品が対象となります。操作ボックス、制御盤等の製品のこともお客様から指摘いただきます。
そのため元々製造していたワイヤーハーネスだけの知識ではだめだと感じました。
ハーネス以外の製品がどんなものがあるのか、お客様の図面の特徴などを上司等から教えてもらい勉強しました。
その甲斐がありお客様からの指摘に対しスピーディーに対応、回答できるようになりました。元々のハーネスの知識に加え、その他多くの製品の知識が加わり
これもまた私の強みとなったと感じています。
技術部門の経験を活かして営業へ
品質保証部の3年目、またも部署異動となり営業課へと配属になりました。
製造現場や品質保証の現場で獲得した、主力商品であるワイヤーハーネスの知識、操作ボックス、制御盤等の知識や技術を活かしつつ、
お客様が求めることを実現できる営業マンになりたいと思います。
お客様にお会いできる日を楽しみにしております。今後ともよろしくお願いいたします。
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この記事はP&D事業部が執筆しました。