2023.07.06
これから夏本番!!注意しておきたいバッテリートラブル
ジメジメと蒸し暑い梅雨明けも間近、猛暑がそろそろ日本列島を襲いだすシーズンになってきました。
熱中症など連日ニュースで取り上げられるほどの猛暑が列島を覆うこの夏、体調管理にはぜひ気を付けていきたいですよね。
暑かったり、寒かったりと、何かと人間には過ごしにくい気温下だと、悲鳴を上げているのは人間だけじゃないんです!!
実は皆様の愛車たちも悲鳴をあげているのです。
特に過酷な環境下で苦しんでいるのはバッテリーでしょう。
そもそも何故バッテリーは高温下に弱いのでしょうか?
気温が高いと、バッテリーの放電が激しくなる理由を大まかにまとめると、
①高温による内部反応の増加:高温環境では、バッテリー内部の反応速度が上昇します。これにより、バッテリーの内部での化学反応が活発化し、電気がより速く放出されます。高温にさらされると、バッテリーの内部抵抗が低下し、電流が自己放電や外部への漏れとしてより速く流れることになります。
②高温による電解液の蒸発:高温はバッテリー内の電解液の蒸発を促進します。電解液の蒸発により、バッテリーの液量が減少し、バッテリーの容量が低下します。これにより、電解液の蒸発により充放電を行う化学反応に必要な水分が不足し、十分に電気を作ったり、蓄えたりすることができなくなってしまいます。
以上がバッテリー単体の高温下での負荷になるのですが、あくまでもこれはバッテリーの内部のお話。
実はさらに重なる要因がまだまだあるのです。
これから車の使用が増える期間といえばお盆休み。
お盆休みはJAFロードサービスの出動件数もグッと増えるシーズンだそうです。
JAF調べによると出動理由のトップを張っているのがバッテリートラブルです。
なぜお盆休み期間にバッテリートラブルが急増するのでしょうか?
①長距離移動::お盆休みは多くの人々が故郷や観光地への長距離移動を行います。長時間のドライブや渋滞によりエンジンが頻繁に停止・再始動することがあり、バッテリーへの負荷が増加します。
②エアコンの使用:夏季のお盆休みは高温の時期でもあり、エアコンの使用頻度が高まります。エアコンは電力を消費するため、バッテリーへの負荷が増えます。
③長時間の車内停止:お盆休み中は観光地や温泉地などでの滞在時間が長くなることがあります。車が長時間停止していると、バッテリーへの充電が十分に行われず、放電が進む可能性があります。
④駐車中のバッテリー消耗:お盆休み中は宿泊施設や観光地での駐車が多くなります。駐車中に車の電子機器(カーナビやカーオーディオなど)を使用すると、バッテリーへの負荷がかかり、放電が進みます。
お盆休み中には多くの車が長距離移動やエアコン使用、停車時間の長さなどによってバッテリートラブルに見舞われる可能性が高まります。そのため、バッテリートラブルによるJAFロードサービスの出動が増える傾向にあります。
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