2023.01.19
トンネルの照明器具を更新しました。
低圧ナトリウムランプの製造が中止となり、
トンネル照明のLED化が進んでいるかと思います。
弊社でも数カ所の工事をさせていただきました。
直近での施工状況を紹介したいと思います。
トンネル名称 五味島隧道
トンネル延長 1,110.3m
既存の照明器具を活かしながら照明器具を取り付けなければいけない。
ケーブル支持金具の腐食がなく、支持金具を取り付けるスペースがとれない箇所がありましたので、
ケーブル支持金具は流用することになりました。
そこで既設のケーブルを支持金具より外し、バインド線で仮固定しました。
これで既存の照明器具を活かした状態で新しいケーブルの配線ができました。
照明器具の取付は新設の取付位置に既存の照明器具が干渉する場合のみ撤去し、
できるだけ既存の照明器具を残した状態で設置します。
今回の照明器具は取付金具が角度調整できるタイプでした。
取付時は分度器で角度を確認しながら 取り付けました。
次に再度取り外し再取り付けする時に、角度を調整しやすいように金具にマーキングを行い
分度器がなくても角度を合わせられるように工夫しました。
今回の工事では照明器具と電源の更新があり、電源用配管は流用のため既存ケーブルを引き抜いて
新しいケーブルを入線しなければなりません。その際、トンネル内の停電が必要となります。
しかし、長時間トンネル内を暗くするわけにはいきません。
そこで、仮設の電源を設けて既設の照明器具に電源を送電することで、
トンネル内の消灯時間をゼロにしました。
手順としては仮設の電力契約を行い、トンネル内まで配線をして
片側ずつ既存回路に接続を行うことで完全照灯の時間はなくなります。
既存照明器具へ仮設電気供給が終わって後、制御盤・ケーブルの取替を行いました。
新しい照明器具に送電が完了後、仮設電源と既設のトンネル内の
照明器具及びケーブルを撤去を行い工事は完了しました。
トンネル照明器具の更新についてのご相談は、東亜電機工業株式会社までご連絡ください。
お問い合わせ
省エネ、防災、減災など安心の電源設備に関するお困りごと、課題解決はお気軽にご相談ください。
安⼼な電源設備をあなたのもとへに関する資料はこちら関連ページ
安⼼な電源設備をあなたのもとへ
産業⽤蓄電池や発電システムなど安⼼の電源設備を、設計・施⼯から保守まで⼀貫して提供します
この記事はTECS事業部が執筆しました。